🔸「ルールがある=安心して発信できる」環境へ

🔹投稿の流れを見える化するマニュアル
運用ルールは、「いつ・誰が・何を・どう投稿するか」を定めた内部向けの手順書です。 
投稿前後のチェック体制や、炎上時の対応手順もここに含めます。
🔸目的と効果
✅ 投稿の質と一貫性を保つ(例:言葉づかい、ハッシュタグのトーン統一) 
✅ 投稿ミス・漏れ・誤情報の防止(チェック体制があることでリスク低減)
 ✅ 投稿の属人化を防ぎ、担当が変わっても継続可能に(マニュアル化)
 ✅ 炎上時やトラブル発生時の対応を事前に定めておくことで、初動の混乱を防ぐ
🔸運用ルールに盛り込むべき具体項目と記載例
1. アカウント管理体制
- 管理責任者(例:広報担当、院長)
 - 投稿担当者と承認者の役割分担
 - ログイン情報の保管方法(例:責任者+サブアカウント)
 
2. 投稿フローとチェック体制
- 原稿作成 → 承認 → 投稿(例:Googleスプレッドシートで共有)
 - 投稿内容のダブルチェック制(最低2名)
 - 投稿前に使用する「チェックリスト」の活用
 
3. 投稿内容と頻度のルール
- 投稿ジャンル(例:院内の雰囲気、スタッフ紹介、健康情報など)
 - NG内容の例示(誤診と取られかねない表現、未確認の医療情報)
 - 週〇回の投稿を基本に、月間スケジュールを作成(カレンダー形式)
 
4. 画像・動画の取り扱い
- 使用可の範囲:事前に同意取得済の素材のみ
 - 撮影時の注意点:背景・PC画面・掲示物に情報が写っていないか
 - 撮影者の明記、写真保管ルール
 
5. ハッシュタグ・表現ルール
- 使用推奨のタグ(例:#〇〇クリニック #地域名)
 - 禁止表現(例:「即効性」「100%効果」などの誇張)
 - 絵文字・顔文字の使用方針(使いすぎの抑制など)
 
6. コメント・DM対応
- 原則として返信不可、または○○担当が週1確認
 - 医療相談・予約には必ず公式サイトへ誘導
 - 不適切コメントへの対応方針(削除・非表示・ブロック)
 
7. トラブル時の対応フロー
- 万が一炎上・クレームが発生した場合の初動マニュアル
→ スクリーンショット保存/責任者報告/投稿の一時非公開 - 必要に応じて、医療機関であれば保健所・顧問社労士への相談も想定
 
🔸テンプレート化のすすめ
このような運用ルールは「Word」や「Googleドキュメント」で簡易マニュアル化し、 
・SNS担当の引き継ぎ用
 ・スタッフ研修用
 ・事務長や院長との共有用 に活用できます。
🔹投稿ルールの例
●文章関連のルール
文章のバランスや口調、「です、ます」、体言止め、絵文字の使用可否など
●写真 / 動画関連のルール
写真素材のダウンロードサイトの指定やサイズ、解像度
イラスト、動画の点数など
●投稿方法のルール
投稿頻度、曜日、時間帯、回数、画像編集ツールなど
✅ 投稿フローひな形・チェックリスト・マニュアルサンプル(PDF/Word) 👉 ダウンロードリンクを掲載予定

🔸まとめ:安心して続けるための「見える化」が運用ルール
ガイドラインが“発信する側”を守るなら、 運用ルールは“発信する現場”を支えるツールです。
これで、SNS活用に必要な3つの柱が整いました。
✔ 外部への信頼を示す「ソーシャルメディアポリシー」
 ✔ スタッフを守る「SNSガイドライン」
 ✔ 安心して続けられる「運用ルール・マニュアル」
この3本柱をそろえて、貴院・貴社のSNS発信を、安心・安全・効果的に育てていきましょう!

