今年度も、「モバイル社会白書Web版 2024年版」を
元にSNSのデータを更新しています。
今日は、LINEの利用状況と使い方について紹介します。
LINEの年代別利用率、利用者概数

LINEの年代別利用率と利用者概数について、
年代別・男女別にグラフ化してみました。
他のSNSに比べて圧倒的に全世代で利用が
多いことがわかります。
これはSNSとしての交流ツールというより、
家族や知人・グループ内でのコミュニケーションツール
としての活用がインフラ化しているためです。
水道や電気と同じように生活に欠かせないツールに
なっています。なかでも着目していただきたいのは
高齢者のスマホ所有率が伸びていること。
先日の速報では、70代のスマホ所有率が初めて
8割を超えたとご紹介しました。
もう少し詳しく調べると、モバイル社会白書では
70代でスマホ82%、携帯12%、
80代前半でもスマホ62%、携帯21%という
調査結果が出ています。
利用者概数で見ると、70代のスマホ利用者概数は
10代より多く、20代に近い1,200万人近くになります。
高齢者、特に一人暮らしの高齢者にとって、
LINEは貴重な情報源やコミュニケーションツールになります。
LINEの機能を活かしたビジネス活用も
企業や店舗で増えています。
高齢者を顧客に持つクリニックや
美容・健康・飲食サービス業では、
ぜひLINEを活用して高齢者にやさしい情報発信を
されることをお勧めしています。
🔸店舗ビジネスにLINEおすすめ3つの理由
店舗ビジネスにLINEをお勧めする
3つの理由をご紹介します。
LINEは他のSNSと異なり、顧客が求める情報発信と一緒に
業務効率化を図ることができます。
①顧客の囲い込み:店舗への入り口を集約

リッチメニューと呼ばれる画面に6つまでのボタンを
配置して、ホームページや電話、予約システムなどの
機能にすぐにアクセスできるようになります。
クリニックや美容院・飲食店など、行きつけのお店の
LINEを登録しておけば予約や営業時間の確認など
欲しい情報がすぐに手に入れることができま
②一斉連絡と個別チャット&緊急連絡

LINEの特徴は、登録した顧客もしくは条件で選択した顧客に
一斉連絡ができること。
台風での臨時休業や営業時間変更、また、キャンペーンの
ご案内など、これまでハガキDMや電話での案内が
必要だった顧客に一斉配信で迅速に連絡できます。
この画面は、この夏の台風が集中した時期に
実際に送られてきたLINEです。情報を確認しながら
診察を続けられるので、休診したけれど台風の影響が
なかったなどの機会損失を避けることができます。
患者・顧客専用のLINEは、「お知らせは必ずLINEで
案内するので、来店前にLINEを見てきてくださいね」と
周知しておくとお客様も安心です。
③顧客の利便性アップと業務効率化を両立

LINEの優れているところは、わざわざ外注しなくても
スタッフが簡単に情報発信できること。
メッセージに写真を加えたり、リッチメニューを
6つのボタンから大きなボタンに変更して強調したり、
独自の案内も簡単に作ることができます。
LINEの配信数により最低限の料金はかかりますが、
ハガキの郵送料や印刷費、宛名の準備など考えると
はるかに効率の良い方法です。
小規模の店舗やクリニックでは、
ホームページの更新を外注することが多く、
顧客向けの情報を必要に応じて迅速に
更新することがなかなかできませんでした。
顧客からすると、ホームページを見ても
欲しい情報がないので電話で問い合わせする
しかありません。
緊急時や予約集中時には電話対応に追われる
ことも少なくありません。
でも、LINEを使うと簡単にコストをかけずに
情報発信ができます。
以前、開業支援した皮膚科クリニックでは、
SNSの活用など全く頭にありませんでしたが、
今ではスキンケア用品のご案内や季節の肌のお手入れ、
台風時の臨時休業のご案内など、
LINEをフルに活用されています。
もし、LINEを使っていなかったら、
ハガキや電話で同じような情報発信や
コミュニケーションが取れているでしょうか?
LINEは、顧客の欲しい情報を迅速に提供できて、
なおかつ業務効率化につながります。
スタッフにとって、情報発信を負担なくできて
お客様に喜んでもらえることはとても嬉しいこと。
そして経営者にとっては業務効率化で
コストダウンにもつながります。