毎年この時期に更新されるNTTドコモの
「モバイル社会白書Web版 2024年版」が
公開されました。
毎年、SNSのデータをもとにセミナー用の
資料を作っているので、早速、主要な数字を チェックしました。
🔸今年の速報
・スマホの比率が97%
・20代の4人に一人はスマートウォッチ保有
・ネット通販 スマホで買う人5割超え
・中学生のスマホ所有率 8割
・70代のスマホ所有率 初めて8割超え
特集では、子どもとシニアのICT活用の実態や
生活の変化などが記載されています。
🔸速報!ソーシャルメディアの年代別利用率
ソーシャルメディアの利用率では、
以下の 傾向が見られます:
・LINEは10~70代のすべての年代で上昇
・10~60代では、LINEの次にX、インスタ
グラムの利用率が高い
・Facebookは、70代ではLINEの次に 利用率が高い
総務省でも毎年データを出していますが、
NTTドコモの方がテスト数が4倍多く、
70代までの利用率がわかるので使い勝手が 良いです。
このグラフは利用率だけでなく、
人口から 利用者概数もグラフ化しています。
すると、7割が利用している70代と9割以上が
利用している20代を比較すると、実際の
利用者概数はほぼ変わらないことが分かります。
🔸総務省のデータと比較
SNSの利用率でよく参照される総務省の
「情報通信メディアの利用時間と情報行動に
関する調査報告書」は、データ総数が1,500件と
NTTドコモの1/4で、70代が含まれていません。
一方で、モバイル社会白書はYouTubeが
含まれていません。
TikTokとFacebookの 数字は、
両方を比較すると差があります。
モバイル社会白書のグラフが
折れ線グラフになっていたので
折れ線グラフで作ってみました。
どっちが見やすいでしょうか?
私はなんとなく、棒グラフの方が
比較しやすいような気がします。
🔸過去5年間のSNSの伸び率を比較
もう一つ、過去5年の伸びを比較してみました。
TikTokは2017年からサービス開始で、
5年前の2018年には利用者は限定的でしたが、
その後は爆発的に成長しました。
現在、全年代では3割強でFacebookと
同程度ですが、ユーザー年代の内訳は
大きく異なります。
この後、モバイル社会白書のデータを元に
SNSごとの年代別、男女別の利用率を
グラフ化していきます。
モバイル社会白書にもグラフはあるけど
いまいち見づらい。
参考になりそうな数字をグラフで紹介していきます。
🔸SNSは発展途上、まだまだ伸びる!
今日、速報でお伝えしたかったのは
SNSの利用はまだまだ伸びる傾向だということ。
スマホはすでに生活に欠かせない
インフラになっています。
それなのに採れないといっている
企業の多くは黒電話時代の採用のまま。
詳しくは電話で問い合わせくださいとか
履歴書は郵送してくださいとか。
そもそも応募がないのは
欲しい情報がないから。
採用条件云々という前に
対象とされていません。
もう、SNSの活用は元には戻りません。
でも、私はこれは中小企業やクリニックに
大きなチャンスだと思っています。
お金をかけなくても
社内で自分たちの思いや昇進・サービスの
魅力を発信していく
それで共感するお客様が集まる
ここで働きたいと良い人が集まる
そんなチャンスを先送りにしていいですか?
🔸まとめ
2024年のモバイル社会白書から、SNSの利用は
全年代で着実に成長を続けていることが
分かりました。
特に70代のスマホ所有率が初めて8割を超え、
デジタル化が加速しています。
企業の採用活動においても、SNSの
活用は必須となっており、中小企業や
クリニックにとって大きなチャンスと
なっています。
自社の魅力を効果的に発信し、共感を
得られる採用戦略への転換が急務です。