昨日、私が所属する中小企業診断士の医療ビジネス研究会で
『ポストコロナの集患・採用はSNS活用が決めて」というテーマで
研修講師を担当しました。
今回は、会員の現役医師の推薦で
医療機関が知識を持たず
あまり活用できていないSNSを
集患や採用にどのように活用できるのか
解説してほしいと
いうことで コンテンツを考えました。
参加者は、診療所・病院・介護施設・薬局などの
医療関係の勤務者や医療関係向けのコンサルタント
製薬会社や医療機器メーカー勤務の方ばかりです。
昨年11月の医業経営コンサルタント学会での発表以来
医療機関向けのSNSテーマのセミナーは
もう7,8回になります。
本メールの中では、「クリニック」「先生」と書いていますが
内容は「企業・お店」「経営者・店長」も同じなので
お立場に合わせて読み替えてください。
🔸SNS時代の消費行動の変化
クリニックや医療機関のコンサルタントが
SNSの使い方や広報についてあまり 知識がないと
わかっていたので スマホが離せなくなった生活の中で
無意識にしている「サーチと比較」行動を 解説しました。
少し前までは、気になったものがあったら 検索して
購入するかどうか決めていたけど
今は無意識のうちに類似サービスを調べて
比較検討しています。
購入のActionを起こす前に
「理由づけ」を 探しています。
人に聞かれなくても
自分で自分を納得させる理由を探す。
それは購入でも仕事の応募でも同じ。
募集しても応募者が少ないとしたら
応募する理由があるのかどうか
第3者の目で確認してみることが大事。
ぜひ、若手の社員に聞いてみてください。
🔸クリニックにおすすめのSNSと特徴
クリニックを顧問先に持つ
税理士さんやコンサルタントに
よく言われることが
先生は忙しいからSNSなんて見ない
クリニックにSNSなんて不要!
先生は見なくても
患者さんや求職者は見ています。
なぜ見るのか、何を知りたいのか
その心理がわからないとSNSをやっても無駄。
特に今回のセミナーでは
普段、Facebook以外のSNSに全く接点のない
コンサルタントの参加者が多いので
集患・採用がうまくできているクリニックが
どのようにSNSを活用しているのか
どんな可能性があるのかを知ってもらいたいと
事例をたくさん紹介しました。
SNSの中では
いちばんのおすすめはインスタグラム
理由は、手軽に発信しやすく
画像・動画・文字投稿など 無理なく発信できて
表現方法が豊かなこと。
もちろん新規の顧客に拡散する機能もバッチリです。
2番目はLINE
LINEは他のSNSと比べると
ちょっと機能が違います。
SNSは気が向いた時だけ見に来る「プル型」と
こちらから登録した人に連絡できる「プッシュ型」の
2種類に分類できますが、
LINEはプッシュ型。
他のSNSとの一番の違いは
顧客にとってなくてはならないツールとして
クリニックへの入口を全部集約できること。
緊急お知らせを一斉配信できることだけでなく
ホームページや診療時間の変更
Web予約 インスタ、アクセス確認
物販やっているところなら スタンプカードなど
とにかくスマホにクリニックの入口を
全部集約できます。
既存顧客を利便性で囲い込む効果があります。
その結果、患者さんは
スマホだけで欲しい情報がすぐに入手でき、
本当に必要なことだけ電話するようになります。
クリニック側からは業務効率化につながります。
SNSの活用については
YouTubeでも解説しています。
【SNS初心者用 SNSビジネス活用の教科書】Day 1 SNS活用の基本
SNSビジネスの成功のために必要なポイントを紹介します
【SNS初心者用 SNSビジネス活用の教科書】Day2 インスタグラム
共感される関係性作り 8分で解説 字幕付き
SNSでファン獲得や
業務効率化の話はよくしていますが
昨日のセミナーでは
SNSのスキルや効果だけでなく
人や組織を育てる効果について
お話しすることができました。
広報にとりくむことで
自分たちの価値を再認識し
組織が育つインナーブランディングについて
共感してもらったことが
一番の収穫です。
こちらについては明日お伝えします。