「スタッフの投稿が“炎上”にも“信頼”にもなる」  ~社内向けSNSガイドラインの作り方・伝え方~

4月 2, 2025

🔸ルールがないと、善意の投稿がリスクに変わる

「スタッフが診療風景を載せたら、患者さんの姿が写り込んでいた」
「“美容注射、即効で効いた!”という個人の投稿が、医院の施術と誤解された」

これらは実際によくあるSNSトラブルの事例です。
問題なのは、スタッフに悪気がなかったこと。
つまり「どこまでがOKで、どこからがNGか」を明確に伝えるルールがなかったことです。


🔸「SNSガイドライン」はスタッフを守るルール

🔹ガイドラインとは何か?

SNSガイドラインとは、スタッフ個人がSNSを使う際に守るべきルールを明文化したものです。 特に医療・美容・サービス業では、スタッフの個人投稿が院や店舗の印象に大きく影響します。

ガイドラインは「禁止のため」ではなく、「安心して発信できる環境を整えるため」にあります。

1. SNSガイドラインに盛り込むべき項目

・なぜこのルールが必要なのか?

🔸社内にガイドラインを根付かせるポイント

🔹「配っただけ」で終わらない運用へ

ガイドラインは配布して終わりではなく、日々の運用と教育の中で“活きる”ルールにしていくことが大切です。

✔ 入職時に読み合わせする
→ 雇用契約時に1枚ものの「SNSガイドライン要約版」を添付し、人事・看護師長が一緒に確認。
→ サイン欄を設けて同意を取得。

✔ 院内研修で事例を交えて共有
→ 年1回の「SNS活用研修」で、よくあるトラブルと成功事例を紹介。
→ 事例クイズ:「この投稿、OK?NG?」をチームで考えるワーク形式。

✔ チェックリストやミニテストを活用
「投稿前チェックリスト」をカード化し、診療室前や休憩室に常備。
→ 新人スタッフには5問程度の確認テストを実施。

✔ スタッフルームにポスター掲示
→ A3縦型の「SNS投稿前チェック6選」「SNSで信頼を守る5つのルール」ポスターを掲示。
→ 「この投稿、同僚に見せてOK?」をキーワードに判断基準を共有。

🔸【参考】SNSガイドライン テンプレート(抜粋)


第1条(目的)

本ガイドラインは、スタッフがSNSを利用する際の適切な行動指針を示し、個人とクリニック(または当社)双方の信頼と安全を守ることを目的とする。

第2条(対象者)

すべての従業員(正社員・パート・アルバイト・委託を含む)を対象とする。

第3条(投稿の留意点)

  1. 勤務時間中の投稿は禁止する。
  2. 制服を着用している写真・動画を投稿する際は、事前に上長の許可を得ること。
  3. 院名や診療内容に言及する際は、事前確認を行うこと。

第4条(禁止事項)

  1. 患者・利用者の個人情報、プライバシーに関する情報の投稿
  2. 誇張・断定表現(例:「すぐ治る!」「絶対効果がある!」)
  3. 医療広告ガイドライン・景品表示法・薬機法に抵触する投稿

第5条(違反時の対応)

  1. 内容に応じて注意・研修・業務指導等を行う。
  2. 悪質または重大な場合は懲戒処分の対象となる。

👉 ダウンロードリンクを掲載予定(雇用契約書とセットで)
✔ 院内研修で事例を交えて共有
✔ チェックリストやミニテストを活用
✔ スタッフルームにポスター掲示
✔ 投稿前は「第三者に見せてOKか?」で判断

🔹【事例紹介】ガイドライン導入で院内SNSが変わった!

神奈川県のある内科クリニックでは、 院長がSNS得意なスタッフにお任せだったので、
ガイドライン導入前は「スタッフの判断で自由に投稿」していました。

→「院長が確認できず不安」という状態でした。

導入後は、

・同意書テンプレートを整備
・スタッフ投稿は事前確認制に
・投稿前チェックリストも掲示

結果:

✔ トラブルゼロ
✔ 院の雰囲気が伝わり、採用応募数が増加

🔸まとめ:ガイドラインは“信頼と発信”の橋渡し役

ガイドラインがあることで、スタッフは「迷わず・安心して」SNSを使えるようになります。 一方、ルールがないと、良かれと思った投稿が信頼を失うリスクにも。

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