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#124 社員がバラバラと感じる時、魅力を探してみる

5月 12, 2024

仕事をしていてなんとなく社員がバラバラ

組織のまとまりがないと感じる時はないですか?

コミュニケーションをよくしたいという
ご相談も受けます。

仕事のスキルアップは指導できても
社内風土を変えるとか、社員のまとまりを良くしたいというと
すぐに何をしていいかわからないですね。

そんな時に
お役に立つのが「魅力発信ブランディング」です。

魅力発信ブランディング

これは、中小企業の競争力の根源である「見えない資産」を
再認識して経営に活かす「知的資産経営」の手法をもとに
開発した当社独自のブランディングメニューです。

組織がバラバラ、ビジョンが伝わらないという時に
お勧めしています。

経営陣と異なる部署から集めた若手スタッフで
「魅力発信ブランディング」プロジェクトとして
1年かけて自分たちのいいところを見つけて
ブランドストーリーにまとめます。

組織がバラバラという時は

経営方針や将来ビジョンが社員と
共有できていないことが多いです。

最初に経営陣とミッションや
数年後のビジョンを言語化したり
図に書き出したりして
見える化することから始めます。


その後、次のような項目について
スタッフが自分の部署で聞き取りし
月2回のプロジェクトミーティングで
メンバーと共有し、写真や説明文でまとめていきます。

1.経営理念
2.これまでの歩み
3.事業内容
4.人と組織
5.強みの根拠
・人
 ・組織
・ネットワーク

6.市場環境
7.将来展望

この中で1~5までを若手スタッフと一緒に
まとめていきます。

6と7は、経営陣と外部環境の分析と将来展望を
具体的に数字と言葉で書き出していきます。

出来上がった「魅力発信報告書」は
企業のブランドストーリーとして
人や組織、人材教育や社内の委員会活動を
紹介しているので、取引先や採用活動にも
有効に活用されています。

今日はその中で経営理念を理解するために
取り組んだことをご紹介します。

経営理念を自分たちの言葉で言い換える

経営者は経営理念やビジョンを伝えているつもりでも
十分伝わっていないことがよくあります。

この企業でもそうでした。

私がコンサルに入った時は
クリニックの分院の開業直後で
組織が2倍の100人近くになったとき。

新しい社員も増えたので、経営理念を作ったのですが
それがとにかく難しいのです。

「我々は…… 」で始まる、漢字4文字熟語が
連なる文章が10項目ほどあり
とても堅苦しい表現でした。

毎月、定例会で全員で読み上げるのですが
難しい言葉が多く、女性がほとんどの組織では
ほとんど理解できていないのではないかと
感じました。

プロジェクトで、最初に経営理念をまとめるときに
経営理念を自分たちでわかる言葉に
言い直したいと経営者の許可をもらいました。

言い直す時に私が伝えたのは
自分たちの子どもたちや親にこんな会社で働いていると
伝えられる言葉にしましょうということ。

いくら立派な経営理念であっても
社員やパート・アルバイトの人も含んで
自分の言葉でこんな考えの会社ですと伝えられないと
理念は絵に描いた餅で、いつまで経っても身につきません。

せっかく経営者が作った立派な経営理念を
自分たちの言葉に言い換えてもいいですかというのも
かなり乱暴な提案だったかもしれません。

でも、経営理念を自分たちのわかる言葉に言い返すワークは
経営者の思いをより深く理解することにもつながりました。

文章そのものを変えないまでも
経営理念を自分たちの言葉で表現するということを
ぜひお試しください。

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