前回、「いい会社はどこにある?」のテーマで
書籍を紹介しました。
先月から、”SNS活用” 採用力UPセミナーを開催しています。
経営者や人事担当者の方にご参加いただいて
感想や質問を受けるようにしています。
よく聞くのが
「うちの業種だとSNSに何書けばいい?」
「工場だから、魅力っていっても特別なことは何もない」
それは、もしかしたら、社長や人事の方が頭の中だけで
考えているからではないでしょうか?
🔸会社の魅力は現場から
前職でPRの仕事をしていた時
デンマーク本国で工場見学を企画し
年1、2回、プレス(編集者、ライター)や
ディーラー(特約店)さんを招待していました。
色々な規模・業種の会社があるので
一概には言えませんが、私自身は会社の魅力は
製造現場と顧客接点にたくさんあると考えています。
製造現場というのは
工場だったら物を作っている工場
商品企画だったら、企画室
飲食店だったら、厨房
顧客接点というのは
商品・サービスをお客様に紹介したり
販売したりする場
工場見学では
たくさんの質問が出ます。
このパーツ、どんな製品になるの?
なぜこんな作り方をするの?
お客様の要望は何?
他社と何が違うの?
質問とその答えに
会社のこだわりや競争力のヒントが見えてきます。
工場のどこかには
歴史を感じさせる賞状や写真
試作品やプレゼン用の模型
社員の勉強会の記録だったり
会社と社員が大事にしているものが
たくさん隠れています。
もちろん、企業秘密や顧客や個人情報で
社外秘もたくさんありますが
写真を撮っていいところでは
写真を撮らせてもらいます。
工場見学をすると
たくさんの人の手を経て
いいものが作られている
ことがわかります。
歴史を感じたり
仕入れ先や販売先をイメージしたり
普段考えている以上に
たくさんの関係者のおかげで
私たちの商品・サービスが
成り立っていると感謝を感じます。
工場には
その会社の原点の考え方や大事にしていることが
たくさんあると思いませんか?
中の人にとっては当たり前のことでも
社外の人にとってはお宝のように感じることも
たくさんあるはず。
もし、製造現場で働く社員の求人票を作るなら
ぜひお宝を探しに工場へ行ってみてください。
🔸あだち工場男子
ここまで書いてて
素敵なプレゼントをもらったことを思い出しました。
東京都中小企業診断士協会で
セミナーを受けた時に
「あだち工場男子」という書籍を
もらいました。
足立区は都内第2位の工場数を誇りますが
そこで働く26社29人の町工場で働く
ものづくり男子達の写真集です。
ただ、かっこいい写真を撮っただけでなく
登場人物のコメントがかっこいい。
「子供時代からレゴブロックやプラモデルが好きだったため、
自分で完結できるものづくりを仕事にしたかった。」
「できなかったことができるようになることが好き」
「小学校の時に社会見学で父親を見てかっこいいと
溶接の仕事に飛び込んだ」
以上 ほんの一部です。
「あだち工場男子(東京商工会議所足立支部編」
発行所 しまや出版社
http://www.amazon.co.jp/dp/4909216006
ぜひぜひ
御社の製造現場の社員の声を集めてください。
働く人と会社の魅力がたくさん
出てくると思います。
そんな声をぜひ
求人票や採用ページに書いて
社員の皆さんに応募したくなるかどうか
聞いてみてください。