ここ数日間に2回大宮ソニックでイベントがあり、
スタッフとして参加しました。
日本FP協会のさいたま FPフォーラムと
埼玉中小企業家同友会の全県経営研究 発表会です。
どこも同じですがイベントには集客の悩みがつきもの。
実はイベントはファンを何倍にも増やすチャンス！
ましてや、今はSNSの時代。一回のイベントをきっかけに
ファンを10倍増やす仕組みに興味ありませんか？
今日は、「イベント一回でファン10倍獲得作戦」
という テーマでお届けします。
🔸イベントで10倍ファンを増やす
私は前職でたくさんのイベントを企画実施してきました。
新製品の記者発表や展示会、デザイン展やヒストリー展、
他のブランドやデザイナーとのコラボイベントなどなど。
当時はSNSがまだなかった頃。
イベントのご案内はDMや ニュースレター。
私が工夫したのは、お客様の愛読する
ライフスタイル誌やデザイン誌、経済新聞や
テレビの 記者に取材してもらい、
記事として自社ブランドとその 魅力を紹介してもらうこと。
これはかなり効果絶大で、イベントをきっかけに
2ページ から5ページ位のブランド紹介の特集記事になります。
直接、DMやニュースレターを送れるのは
せいぜい1,000人 くらいですが、
雑誌に紹介してもらうことで数万人から
数十万人の人に知ってもらえます。
でも、今だったらイベントをきっかけに
もっと直接的に ファンを増やす方法があります。
それがSNSを使った 広報戦略。
イベントはファンを増やす大チャンス。
どんな人に参加 して欲しい？
どんな出会いがある？
どんな体験ができる？
参加者にとってワクワクするネタ、たくさんあります。
でも、多くの企業や団体はチラシを配布して
イベント 集客し、イベント後は全員集合の写真で
報告しておしまい。
それでは残念ながらファンを増やすことはできません。
イベントきっかけにファンを10倍増やす！
イベント当日は 集大成。
でも、そこに至るプロセスにたくさんのドラマが あります。
🔸プロセスに価値がある
マーケティングでは、プロセスマーケティングという
言葉があります。イベント実施日に至るまでのプロセスを
共有することで共感するファンを増やす。
先日のイベントはとても成功裡に終了し、
学びもたくさん あり、素晴らしいイベントでした。
でも当日を迎えるまでの たくさんのドラマや失敗談、
それを伝えることでこの イベントの価値がより明確に伝わります。
例えばこんな感じ：
①イベントは準備段階から告知する（1回目の投稿）
「何月頃にこんなイベントの企画を考えています。
なぜなら ば、〇〇のご相談が多いから。
ミニセミナーとか相談会、 どっちがいいですか？」
こんな投稿を数ヶ月前にすることで興味を喚起します。
WHY（なぜ）このイベントをするのか、
それをしっかり 伝えることから始めます。
また、質問をすることで参加者を 巻き込んでいきます。
②イベントの一部を小出しにして告知(２～5回目の投稿）
「開催日が決まりました。スケジュールに入れておいて
くださいね。ミニセミナーのテーマは検討中。
〇〇について、 気になること教えてください🙏」
こんな要領で、テーマ（３回目）や講師（４回目）、
会場など（５回目）少しずつ発表していきます。
こんな ことを検討していますと紹介することで、
自社の考え方や イベント開催の目的を伝えていきます。
③チラシ完成からイベント直前まで（6、7回目）
「会場と詳細も決まってようやくチラシ完成！
インスタ 以外にも近くのお店でも配布してもらいます」
「イベントまで後２日。今日は先生と院内でリハーサル。
先生はまだカミカミ。ゲストの〇〇先生のツッコミが 怖い！」
チラシ配布前に５回も投稿しているので反応も高いはず。
待ってました状態です。
④イベント当日（８回目ー多数配信）
「当日は、臨場感豊かに一日何回かに分けて配信。
参加者の 許可を得て写真・ビデオ撮影感想を聞く」
⑤イベント後と報告書（9、10回）
「終了直後のスタッフの打ち上げの様子！
喜んでもらえて よかった。会場の熱意を伝える！！」
「参加しなかった人にも臨場感が伝わるニュースレターが
おすすめ。ホームページにも開催報告を載せる」
この報告書を作ってホームページなど記録に残すことが大事。
次回同様なイベントを開催したときに、
参加を迷っている人が 前回のイベントの様子がわかれば
見てみたいと思うはず。
この一連の流れについては、インスタグラムでも紹介して います。
ぜひ、イベント開催時には広報ではプロセスも
大事ということを思い出してください。
このようにプロセスを公開することで、
製品・サービスの 信頼性を高めたり、
コミュニティーを醸成したりして、
より熱いファンを育てる方法がプロセスマーケティング です。
🔸まとめ
イベント開催は、ファンを増やす絶好のチャンスです。
でも、当日だけの情報発信ではもったいない。
企画段階から、準備の様子、当日の臨場感、
終了後の フォローまで。
プロセス全体を10回程度に分けて発信 することで、
より多くの共感と関心を集めることが できます。
SNSを活用すれば、これまでの10倍のファンづくりも
夢ではありません。
次回のイベントでは、ぜひプロセス マーケティングを
意識した情報発信を試してみましょう。