最近、オンラインでの人気が高く、
どのSNSでも評価の高い「北欧暮らしの道具店」について、
大変興味深い記事があったので、シェアさせていただきます。
もともと「北欧暮らしの道具店」は、
インスタで気になる商品を見つけてから、
ちょいちょいテーブルウェアなどを購入していました。
最近、ユーザーではなくマーケッティングの視点で
Webマーケティングすごいなと思って気になり始めたのは
YouTubeの講座で事例紹介されていた時。
YouTube戦略
人気のインテリアショップのYouTube Francfranc チャンネルとの比較で
戦略の違いがこんなに数に現れるんだと驚きました。
「Francfrancチャンネル」が
登録者数4000人弱、視聴数も1万人以内。
人気ブランドだけど、タレントさんが商品紹介しているイメージ。
一方、「北欧暮らしの道具店」は
登録者数50万人超、視聴者は数万人から数十万人。
いくつかのドラマ形式で作られていて
インパクトはないものの雰囲気のよいBGMと
ナレーションで日常の様子をお届けするもの。
別に商品の紹介もしないし、
目新しい出来事もないけど
何となく見てしまうような。
メルマガ戦略
で、ちょっと気になっていたところ
日経クロストレンドで
「脅威の開封率40%超」のタイトルで
「北欧暮らしの道具店」のメルマガの流儀が
紹介されていました。
運営会社は、国立市のクラシコム。
メールだけでなく、Twitter、Instagram、
LINEでも発信している。
日経クロストレンドは有料サイトなのでリンクは貼りませんが
気になる人は検索してみてください。
「北欧 暮らしの道具店の」は、週4、5回配信で、
メルマガによくあるセグメント分けはしておらず、
一斉配信のみ。
写真とスタッフのコメントで、丁寧な商品紹介が特徴。
実は、私もメルマガを購読していますが、
確かによく届くけど、決して嫌な感じは受けない。
ある日は、「気分上向く日用品」でタオルやハンガーなど。
また、ある日は「毎年人気の3Wayワンピース」といった具合で
テーマが違うので、飽きない。
全部しっかり見るわけでないけど開封率40%超というように
ついついチラ見してします。
多分、スタッフがこんなところがおすすめと書いているのが
自然な会話のようでさらさら読みやすいから、いいのかと思います。
社内のSNS発信ルール
LINEのフォロワー64万人、インスタは120万と
複数のSNSをどれもファンが多いのですが、
気になるのはどうやってたくさんのメディアに
充実したコンテンツを送り続けることができるのか。
実はXトレンドの取材記事によると
コンテンツ制作を専門のチームが携わっているのではなく、
社内の各部署がコンテンツを発信していること。
しかも、SNSの経験者を雇っているわけでもなく、
いわばWebメディアの素人が集まって
社内で各メディアごとに情報交換しながら
改善して発信を続けているそう。
しかも、数値目標はなし。
数値目標を立てずに、読者であるお客様の顔を
思い浮かべながら発信している。
お客様の笑顔を思い浮かべて
それを聞いて
PRをしていた時代を思い出しました。
確かにたくさんの取材を受けて
取材記事をたくさん書いてもらいましたが
私がPRに特に長けていたわけではありません。
お客様に喜んでもらえるようなテーマで
取材をお願いしたり
イベントやコラボを企画していたので
結果としてたくさん取材してもらえたということに
最近気がつき始めました。