#133 SNSは誰もが放送局・新聞社を持つ時代

8月 23, 2024

ここ数ヶ月
SNSと採用に関するセミナーや

原稿の依頼が多かったので
SNSを正しく使うと採用にも効果があると

いう話をよくしています。

でも、最近思うのは
SNS発信を通して
もっと自社の価値・魅力を理解し
自立するチームづくりに効果について
もっとお伝えしていきたいということ。
広報にとりくむことで
経営者も気づいていなかった

自分たちの価値を再認識し
組織が育つインナーブランディングについて

発信していきたいと思います。

🔸魅力発信は自社の理解から

私は前職の外資系ブランドで
長くPRやマーケティングの仕事をしてきました。


マーケティングというと
売り込みや広告を思い浮かべる方も多いかもしれません。


こんな言葉をご存知でしょうか?

「マーケティングはセールスを不要にする」

ピーター・ドラッカーの言葉です。

『マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し
顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ』

とも言っています。



私は、マーケティングを
「売れる仕組みづくり」「ファンを増やす活動」などと
説明しています。


「これ、こんなにいいです。買ってください」
と言う必要はありません。


その価値や魅力を伝えるだけで
お客様からぜひください。どこで買えますか?
どうしたら手に入りますか?
と、お客様から探しに来る仕組みづくりです。

そのためにはターゲットの理解と
ターゲットに合わせた情報発信が大事になります。

🔸マーケティングと広報の違い

ホームページやSNSなどの
インターネットの世界でマーケティングというと
インターネット上の広告を思い浮かべるかもしれません。

・お金がかかる

・システムが必要

・社内で運用にはノウハウが必要

とちょっと腰が引けるかもしれません。

 

でも実際にはお金をかけずにできる
マーケティングの仕組みはたくさんあります。

 

その代表的なものが自社の思いや取り組みを
発信していく広報であり
具体的には、SNSやメディアPRです。

 

新聞・雑誌などのマスコミに取材してもらうには
お金を払って広告代理店に頼まなければと思うかもしれません。

でも、直接、記者に情報発信すれば
費用はかかりません。

私は前職で
ブランドの魅力を日本のお客様に伝えるため
その世界観を伝える展示会や
同じ価値観を持つブランドとのコラボイベントに
取り組んできました。

 

小さなクリニックや町工場・お店にはできないかというと
そんなことはありません。

私のコンサルやオンライン講座でも
自社の価値を届けてメディアに紹介してもらう
メディアPRをサポートしています。

 

今おすすめなのは、
マスコミの力を借りるメディアPRに取り組むだけでなく
誰もが自社に新聞社・テレビ局を持って発信する方法

それがSNSです。

私は前職で、お客様のデータベースを作っていました。

お名前・住所・年齢はもちろん
いつどこで何を購入したのか
ニュースレターのアンケートの回答や
イベントに招待した時の感想などもすべて
登録していました。

 

最終的には27年間で1.5万人ほどに登録してもらいました。
商品の出荷数と比較した登録率は5割くらいだったので
日本で3万人ほどのお客様を獲得できたことになります。

 

お客様には年4回のニュースレターと
年1回のクリスマスカード
お近くで開催のイベント情報などを
郵送でご案内していました。

 

でも、顧客数が増えるにつれ
お送りできる数には限度がありました。

ニュースレターは、A4で8ページ程度

三つ折りで封書で送るので
印刷費も郵送料もかかります。

全員に送りたくても
せいぜい1,000人から1,500人程でした。

SNSだったらどうでしょうか?
登録してもらったら
何人でも送料関係なく情報発信できます。

インスタやXでは
お客様が嬉しいことを自分で発信してくれます。

こんな素晴らしい自社メディア
わないのはもったい無いと思いませんか?


YouTubeでも解説しています。

【SNS初心者用 SNSビジネス活用の教科書】Day 3 信頼確保の接点を増やす

ビジネスで多様なつながりを得る秘訣をお伝えします。


【SNS初心者用 SNSビジネス活用の教科書】Day4 動画で新しいファンを掴む

Z世代にも響く動画発信の秘訣

自分たちの価値を知らずにSNSの発信はできません。

そういう意味では、SNSに取り組むことで
社内でのコミュニケーションやお客様との会話が
多くなります。

 

経営者からよく言われる悩みが
経営理念の共有や将来ビジョンを伝えても
全然伝わらない、どうしたら自分ごととして
受け止めてくれるのかということ。

これもSNSに取り組むことで解決します。

 

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